第一回 道士和江匪(1-7)
船头が水面に现れる。钢先をじっと见つめていた。    「おい道士、なぜ俺を狙う。雇い主は谁だ?」    「それは言えないね」    「胜手なやつだ!」    とぼけた钢先に、船头は怒声を発する。そして水中に手を突っ込むと、长い水草をつかんで势いよく投げた。    それは钢先の不意を突き、头部に络みついた。船头は手缲り寄せて钢先の髪をつかみ、力任せに沈める。    钢先はもがいたが、振りほどけない。    様子を见ていた雷先が、慌てて近づく。    「天平星、これでも食らえ」    雷先は、河底から石を拾って船头に投げつけた。船头は防御のため、両手で身をかばう。钢先はすかさず逃れ、ひと蹴り浴びせて距离を开けた。    「钢先、その木剣を使え。长引くと不利だ」    「わかってるよ」    しかし、船头は水中に潜ってしまった。そして、そのまま细い水路へ泳いで行く。    「まずい、逃がすな!」    「あいつ、水路を知り尽くしているな」    钢先が舌打ちした时、河の上流の方から何かが流れてくる音が闻こえた。钢先が振り返ると、さっきまで乗っていた船が猛烈な势いで突进して来る。船尾には李秀が乗っていた。    「それっ、うまく曲がってよ!」    李秀が橹を川底に差し込んで踏ん张った。船は重々しく左に船首を向けると、船头が逃げた水路に直进した。